短期間で習得できるイメージの合宿免許ですが本免許に合格するまでにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか。ここでは実際にかかる期間について解説します。
合宿免許から本免に合格するまでにはどのくらいの期間が必要か
- 合宿免許とは、一般の自動車学校で最短でも1カ月以上通い習得する講習カリキュラムを、地方などの自動車学校付近に宿泊し集中的に通うことで最短で2週間、長くても1カ月ほどで習得することものです。
料金は補習などが含まれている学校もあり、地方の合宿所が多くあらかじめカリキュラムが組まれていることから、普通の自動車学校より2、3割程安くなります。 合宿免許は二輪車と自動車の免許同時習得もあり、一度行政処分になった人の免許再取得、二種免許など様々な免許の取得もできます。 中には観光をする時間も考慮されているプランや、現地までの交通費が支給されるところもあるので観光気分で参加する方もいます。
免許習得の期間はMT(マニュアル)車とAT(オートマチック)車で異なり、料金も季節や地域によっても差があります。 合宿中の食事などはどうすればよいのか、それぞれの合宿所で値段が全く違うので自分がいきたいと思う合宿所などの情報を細かく見て検討しましょう。
- 合宿免許には定員があるので、急に思い立っても予約が取れない可能性があります。
しかし入校者の少ない4月~7月初め、9月半ば~1月半ばは、比較的空いているシーズンですが、春休みや夏休みなどの混雑する期間はあっという間に枠が埋まってしまいます。
あなたが学生さん長期休みに参加を検討しているなら、3ヶ月前を目安に申し込みをした方が良いでしょう。
合宿が始まって免許を取得するまでの期間は2週間を予定している教習所がほとんどです。しかし、全ての方が期間内に終了するとは限りません。 中には延長となる場合もあるのでバイトや遊びの約束など、合宿免許終了日ぎりぎりに予定をするのはおすすめしません。
急な申込みで予約が取れないことがありますし、合宿免許の期間中に絶対免許が取れるという保証はありませんからある程度余裕を持って申し込みをしましょう。
- 免許を取得するにあたり、合宿免許を利用する最大のメリットは最短期間で卒業できることです。
合宿で普通免許を取得する場合は、入校から卒業までの期間は、AT車で14日~16日程度、MT車で16~18日程度が平均的です。
これに対して通学しながら免許を取得する場合、早くて1ヶ月、遅いと半年かかることもあるので、合宿免許は圧倒的に短期間での取得が可能といえます。 もちろん教習所や時期によって前後しますので、詳しくは各教習所の料金表ページの入卒カレンダーなどで確認しましょう。
また通常は、/案内されている日程は最短の日数です。先にも説明していますが教習期間中に延長が発生した場合は、予定期間よりも日数が長くなってしまいますので注意しましょう。
- 合宿免許を卒業したら免許証が取得できる、と考える方も多くいますがそれは間違いです。
運転免許証の取得には技能検査と学科試験に合格する必要があり、自動車教習所を卒業することで技能検査が免除になるのです。
合宿免許が終了したら卒業証明書を持参して、居住地の運転免許センターで適性試験と学科試験を受験し、合格する必要があります。「合宿免許の卒業=免許取得」ではないことに注意しましょう。
また免許センターでの試験は、教習場を卒業してから1年以上経過してしまうと卒業証書が無効になりますので注意が必要です。合宿免許は短期間に学科講習を受講することで、運転免許センターでの学科試験に合格しやすくなるメリットがあります。しかし卒業から受験までにあまり時間をあけてしまうと、学科講習で学んだ内容を忘れてしまう場合もあるので出来る限り早めの受験がおすすめです。